2014年12月1日

Bloggerでの『自分のページビューを追跡しない』の設定方法

Blogger標準機能のアクセス解析機能には『自分のページビューを追跡しない』という設定がありますが、これが正しく機能していない(→設定したはずなのに追跡してしまう)ようなので調べてみると、自分の設定方法が間違っていたことが分かりました。
この設定はブラウザのcookieに書き込まれているのですが、blogger.comではなく、blogspot.comのcookieとして保存されているもので、ブラウザ側の設定でcookieを拒否しているといつまでたっても追跡を繰り返してしまうというお粗末な結果になっていたのでした。
でもこれ、分かりやすい説明がどこにも見当たらないのでハマる人は延々とハマると思います。一時、自分でも『これバグなんじゃねーの?』と疑っていたぐらいです。

さて。
Firefoxの設定画面を開き、自分のサイトのアドレスである、○○○.blogspot.com(このサイトの場合はr14g.blogspot.com)のcookieを許可する設定にし、再度『統計』→『自分のページビューを追跡しない』を選択。正しい手順であれば『追跡しない』の状態が保存されます(画像参照)。
正しく設定できるとこのような画面になる
これが、何度やっても『追跡する』のままという場合は、残念ながらブラウザの設定がうまくいっていませんので、cookieの管理画面をもう一度見直してください。

2012年3月以降:

Bloggerの仕様によりblogspot.comからblogspot.jpに自動転送されるようになりました。
それに伴ってcookieの設定も変更し、さらに手動でcookies.sqliteも書き換える必要が出てきました。いきなりハードルが上がってしまいましたが、この記事の主旨は自分のアクセスをカウントしないことですので(笑)面倒でもハードルが高くてもやるしかありません。

ということで。
まず、上で書いたcookieの設定画面で○○○.blogspot.jpを許可します。

次にプロファイルの中のcookies.sqliteを自分で書き換えるのですが、メモ帳やテキストエディタでは開けないので専用のソフトを使います。
僕が使っているのはPupSQLiteというフリーソフトです(Windows用)。以下、PupSQLiteを使っての編集方法を説明します。

Firefoxを終了させた状態で最初にcookies.sqliteを開いて、idでソートし、一番大きな数値をメモします。今回の場合は22647。
cookies.sqliteを開く
次に自分のサイトの○○○.blogspot.comを探して一行丸ごとコピー。
○○○.blogspot.comをコピー
一番下にペーストし、先ほどメモしたidに1足した数字に変更。さらにbaseDomainのblogspot.comをblogspot.jpに書き換えます。
一番下にペーストしてidとbaseDomainを書き換える
そのまま右にスクロールして、hostという項目が見つかったらここもblogspot.comからblogspot.jpに変更。
hostも書き換える
最後に保存して、cookies.sqliteを閉じます。
これで書き換えは終了です。
Firefoxを立ち上げてBloggerの管理画面に入り、別タブで自分のサイトの個別記事を開いて数回リロード。カウンターが動かなければ成功です。お疲れ様でした。

2014年9月9日

iPhoneにセーブデータを残したままゲームアプリを削除する方法

iPhoneゲーマーにとって、命の次に重要と思われるセーブデータ。
ですが、明確なバックアップ方法が分からずアプリをなかなか削除できないもどかしさを抱えているのは僕だけではないと思います。アプリを削除しようとすると一緒にセーブデータも消えますよって言ってくるし、かといって入れっぱなしにしてると本体の容量もどんどん圧迫されてしまうし…。ゲームアプリはそれ自体の容量が大きいですからね。
ですが、ちょっと調べていくつか実験してみたら意外とすんなり解決できることが分かりました。
実はタイトル通りの『iPhoneにセーブデータを残したままゲームアプリを削除する方法』ではなく、『アプリを削除した後セーブデータのみを復元させる方法』なんですが…、こっちの方が分かりやすいだろうと思って上のようなタイトルにしました。

用意するものは母艦となるMACかWIN、iPhone本体、USBケーブル、iTunes。ちなみにこの記事を書いている時点での環境はSoftBank版iPhone5の黒16G、iOS7.1.2、iTunes11.4です。将来iOS8とかになったらまた別の方法になるかもしれません。

では具体的な手順。

1.まずはiPhoneからiTunesにデータを吸い上げます。
iTunesにiPhoneを繋いで、コンテクストメニュー(または右クリック)で“バックアップ”を選択。この時点で実はセーブデータもバックアップされています。さらに“購入した項目を転送”して、アプリデータをパソコンにコピーします。
2.次に思い切ってゲームアプリを削除!
セーブデータも消えますがiTunesには保存されているので落ち着きましょう。
3.セーブデータをiPhone本体に戻します。
“バックアップから復元”を実行して、先ほどのセーブデータをiPhoneへ。
以上で完了です。あっけないほど簡単ですね。
iOS上からは具体的にどこに保存されたのか見えないので、本当に復元できたかどうか不安になると思いますが問題ありません。意外にも、アプリとセーブデータは別々に管理されているようです。

注意する点は一つだけ。上の1~3の手順を、余計な動作を挟まずに一気にやってしまうこと。
たとえば途中でメッセージの送受信などした場合、上記の手順3で復元するとそのメッセージは消えてしまいます。送信は後まわしにできますが、受信は拒否することが難しいので受信する可能性がある場合は本体を機内モードにしておきましょう。こうすることで、電話の着信もメールの受信も拒否することができます。

~数ヶ月後~

あー、この前消したゲームもう一度やってみるか~。

という気分になったとします。ゲーマーにはよくあることですね(?)。
その場合、“APPを同期”することで以前のセーブデータから再開可能です。
上の手順をしっかり踏んでいれば、セーブデータは無事なはず。
また、外出先で自分のパソコンが使えない等の場合はApp Storeから再ダウンロードすることで同じようにセーブデータが使えます。
しかしながら、手順3の復元をせずにゲームアプリだけを同期してしまうとセーブデータが無いのでまさに顔面ホワイトプランです(←経験済み)。よっぽどのことがない限り、その数ヶ月の間に何度か“セーブデータが無い状態”で“バックアップ”を実行してるはずですから。まぁ、普通はアプリとセーブデータはくっついているものだと考えますよね…。

同じ悲劇を繰り返さないように、がんばって(というほどがんばってもないけど)調べました。少しでも他のiPhoneゲーマーさん達の参考になれば幸いです。

2013年1月30日加筆:

上で書いた『数か月後』が、1年後という可能性も勿論ありますよね。そうなると何がかわるかというと、ゲームアプリ本体がない状態で再起動やバックアップを何回も実行するわけです。ちょっと雲行きが怪しいですね。
なので、テストしてみました。

4.上で書いた3の状態のiPhoneを一度シャットダウン。仮にセーブデータが消えるとすれば、おそらくこのタイミングで消えるはず。

5.iPhoneを起動させて(アプリ本体がないまま)iTunesにバックアップ実行。

6.上記5で実行したバックアップから復元。

7.AppStoreからゲームを再ダウンロード。

8.ゲームを起動してセーブスロットを確認…ドキドキ

果たして、、、


ありました。良かったー。
どういう仕組みなのかいまいち分かりませんが、ゲームアプリ本体がなく、セーブデータだけの状態でもバックアップを取ることは可能だということですね。
ちなみに今回テストで使用したのはこのゲームです。ここから僕は長くて痛い苦渋の道を歩むことになります。けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。