2014年12月9日

Flash Playerを完全にアンインストールして再インストールする方法

最近何かと問題のあるFlash Playerですが、なけりゃないでそれも困ってしまうので出来るだけ安全な状態で保ちたいところ。最新のバージョンを入れておけば一応問題はないのですが、何年も上書きアップデートを繰り返していると不要なゴミが残ってしまうことがあります。
そこで、パソコンから一度完全に削除して、新規にインストールする方法を紹介します。なお、古い情報を消してしまうので例えばブラウザ上で動くFlashゲームなどは設定などが初期化される可能性がありますのでご注意ください。

1.下準備

まずは新規インストールしたいFlash Playerのアーカイブを以下のサイトからダウンロードします。Windows版、Mac版共に一つのアーカイブに入っています。Intel以前の古いPowerMacG5&G4用アーカイブとAndroid版のアーカイブもこちらに置いてあります。
Archived Flash Player versions
英語サイトですが、日本語環境でも勿論使えます。バージョンは最新の16.0系統と、延長サポート版の13.x系統の両方あります。ゲームなどはやらずに単純に動画サイトで動画を観るだけなら延長サポート版の方で全く問題ありません。その方が軽いしね。

2.古いバージョンをアンインストール

ダウンロードしたアーカイブを解凍し、アンインストーラーを起動してアンインストール開始。これは必ず実行してください。Windowsのコンパネ経由でアンインストールすると古い情報が残ってしまいます(経験済み)。

アンインストールが終了したらOSを再起動します。

再起動したら、次のディレクトリに移動し、残っているフォルダ等を全て削除します。
(Windowsの場合。スタートメニューの『ファイル名を指定して実行』にコピペして行けます)
C:/Windows/system32/Macromed/Flash ←32bit版の場合
C:/Windows/SysWOW64/Macromed/Flash ←64bit版の場合
%appdata%/Adobe/Flash Player
%appdata%/Macromedia/Flash Player

(MacOSXの場合。Finderメニューの『フォルダへ移動』にコピペして行けます)
~/Library/Preferences/Macromedia/Flash Player/
~/Library/Caches/Adobe/Flash Player/

次に、以下のファイルが残っていた場合はそれらも削除します。
(32bit版Windowsの場合)
C:/Windows/system32/FlashPlayerCPLApp.cpl
C:/Windows/system32/FlashPlayerApp.exe
C:/Windows/system32/FlashPlayerInstaller.exe
C:/Windows/system32/Flash10d.ocx

(64bit版Windowsの場合)
C:/Windows/SysWOW64/FlashPlayerCPLApp.cpl
C:/Windows/SysWOW64/FlashPlayerApp.exe
C:/Windows/SysWOW64/FlashPlayerInstaller.exe
C:/Windows/SysWOW64/Flash10d.ocx

(MacOSXの場合)
/Library/Internet Plug-Ins/Flash Player.plugin
/Library/Internet Plug-Ins/flashplayer.xpt

3.新しいバージョンをインストール

先ほど解凍したアーカイブの中のインストーラーを起動してインストールを実行します。
Windows版は.exeファイルと.msiファイルの二種類ありますが、実行時のUIが違うだけで、やってることは同じだと思います。多分。ちなみに僕は.exeの方を使っています。
さらに、_win.exeと_winax.exe(ActiveX版)があります。大昔にどこかで『ノーマル版→ActiveX版の順でインストールしろ』っていうのを読んだ気がするのですが、記憶が古すぎてどこで読んだか忘れました。

参考サイト:
Adobe Community: How do I do a clean install of Flash Player?

2014年12月1日

Bloggerでの『自分のページビューを追跡しない』の設定方法

Blogger標準機能のアクセス解析機能には『自分のページビューを追跡しない』という設定がありますが、これが正しく機能していない(→設定したはずなのに追跡してしまう)ようなので調べてみると、自分の設定方法が間違っていたことが分かりました。
この設定はブラウザのcookieに書き込まれているのですが、blogger.comではなく、blogspot.comのcookieとして保存されているもので、ブラウザ側の設定でcookieを拒否しているといつまでたっても追跡を繰り返してしまうというお粗末な結果になっていたのでした。
でもこれ、分かりやすい説明がどこにも見当たらないのでハマる人は延々とハマると思います。一時、自分でも『これバグなんじゃねーの?』と疑っていたぐらいです。

さて。
Firefoxの設定画面を開き、自分のサイトのアドレスである、○○○.blogspot.com(このサイトの場合はr14g.blogspot.com)のcookieを許可する設定にし、再度『統計』→『自分のページビューを追跡しない』を選択。正しい手順であれば『追跡しない』の状態が保存されます(画像参照)。
正しく設定できるとこのような画面になる
これが、何度やっても『追跡する』のままという場合は、残念ながらブラウザの設定がうまくいっていませんので、cookieの管理画面をもう一度見直してください。

2012年3月以降:

Bloggerの仕様によりblogspot.comからblogspot.jpに自動転送されるようになりました。
それに伴ってcookieの設定も変更し、さらに手動でcookies.sqliteも書き換える必要が出てきました。いきなりハードルが上がってしまいましたが、この記事の主旨は自分のアクセスをカウントしないことですので(笑)面倒でもハードルが高くてもやるしかありません。

ということで。
まず、上で書いたcookieの設定画面で○○○.blogspot.jpを許可します。

次にプロファイルの中のcookies.sqliteを自分で書き換えるのですが、メモ帳やテキストエディタでは開けないので専用のソフトを使います。
僕が使っているのはPupSQLiteというフリーソフトです(Windows用)。以下、PupSQLiteを使っての編集方法を説明します。

Firefoxを終了させた状態で最初にcookies.sqliteを開いて、idでソートし、一番大きな数値をメモします。今回の場合は22647。
cookies.sqliteを開く
次に自分のサイトの○○○.blogspot.comを探して一行丸ごとコピー。
○○○.blogspot.comをコピー
一番下にペーストし、先ほどメモしたidに1足した数字に変更。さらにbaseDomainのblogspot.comをblogspot.jpに書き換えます。
一番下にペーストしてidとbaseDomainを書き換える
そのまま右にスクロールして、hostという項目が見つかったらここもblogspot.comからblogspot.jpに変更。
hostも書き換える
最後に保存して、cookies.sqliteを閉じます。
これで書き換えは終了です。
Firefoxを立ち上げてBloggerの管理画面に入り、別タブで自分のサイトの個別記事を開いて数回リロード。カウンターが動かなければ成功です。お疲れ様でした。